「Making The Grade」は、ブラッドリー・チェンバース氏が教育現場におけるAppleの活用を特集する週刊シリーズです。ブラッドリー氏は2009年から教育現場でAppleデバイスを管理してきました。数百台ものMacと数百台のiPadの導入・管理経験を活かし、Apple製品の大規模運用における活用方法、IT管理の現場から得た知見、そして学生向けにApple製品を改善できる点について解説します。
他の学校から最もよく受ける質問の一つは、どのデバイスを買うべきかではなく、どのケースを買うべきかということです。この質問はいつも複雑です。なぜなら、私の答えはシンプルですが、説明には数分かかるからです。
先週AppleCare+について書いたとき、iPad 1,000台を何に掛け合わせたらコストが驚くほど高くなる、という点に何度も触れました。ケースも例外ではありません。学校がiPadを導入し始めた頃、Griffin Survivorケースに似たケースを導入する学校を数え切れないほど見かけました。学校側は、ケースが車にひかれても、建物から落とされても大丈夫、と宣伝していました。
私の戦略って何だと思いますか？ とにかく一番安いケースを買って、生徒にiPadの値段を常に思い出させるんです。今一番愛用しているのはこのモデルです。8ドルで、基本的な保護力はあります。コンクリートへの直接落下はカバーしてくれるでしょうか？ おそらく無理でしょうが、ずっと安くて機能もずっと優れています。
iPad導入における破損問題の多くは、学校が頑丈なケースや保証プログラムを頻繁に宣伝していることが原因だと思います。こうした点にばかり気を取られると、生徒たちはiPadの耐久性に価値がないと認識してしまいます。
「落としても心配ありません。ケースがカバーしてくれます」。
「壊してしまった場合は保険でカバーされます。」
デバイスの脆弱性と価値を宣伝すれば、彼らはそれをそのように扱うでしょう。
数年前、iPad Air 2を200台近くも配布しました。1個3ドルでケースがセールになっていたので、Amazonで売っているものはすべて注文しました。1個3ドルでも、ケースに600ドルはかかっています。ちなみに、あの配送は開封するのが本当に面倒でした。ケースに30ドルから40ドルかけると、6,000ドル以上になるはずです。皆さんはどうか分かりませんが、私にとってはケースにそれだけの金額をかけるのは吐き気がします。
最後に、基本的な保護機能を備えた安価なケースを購入し、機材の適切な管理について常に話し合ってください。もしあなたの学校が私の学校と同じような環境であれば、それでも大きな利益が得られるでしょう。
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